護摩(ごま)とは、密教(秘密仏教)で行う特別な祈願法のひとつです。三障四魔を退散させ、三毒(貪瞋痴)の煩悩を焼き払い、除災招福や無病息災、開運出世、諸願成就・心願成就・大願成就などの願い事を叶えます。
さまざまな「現世利益」を授かることができます。
実際、これまでたくさんの願主の方々から吉報を頂戴しております。
護摩の効果や霊験談にはいろいろなものがございます。
特に、継続して護摩を行じると非常に素晴らしい功徳となります。
私たちは現世一代限りではございません。
過去・現在・未来はすべてつながっています。
善因善果・悪因悪果・自因自果、善行は来世の果報となって、その逆も然りです。
運命とは何か、未来とは……、
地獄や極楽は一体どこにあるのでしょうか。
護摩の霊験を授かるためには、「三密観」があります。
手に印相(身密)を結び、口に真言(口密)を唱え、心に仏を観想(意密)します。
特に、身密の「金剛合掌」が重要なキーワードです。
護摩の霊験や功徳を高めるために必要なこととは何でしょうか。
結論からいえば、観想する力を高めること、です。
護摩の種類は、その所求にしたがっていろいろあります。
たとえば、よく用いられるものは息災・増益・敬愛・降伏(調伏)です。
儀軌などには、それぞれの願いに応じて方角・色・座法・形など細かくその違いが説かれています。
そして、護摩には内外(内護摩・外護摩)の別があります。
● 内護摩:苦しみの元凶とされる煩悩を如来の智火によって、浄菩提心へ昇華させる護摩です。
● 外護摩:爐中の火に供物を捧げて諸尊を供養する護摩です。
特に、内護摩は心の中の炎とも言い換えることができます。
心の中の炎とは、心の奥底に眠るやる気、勇気、元気、情熱、闘魂、闘志のことです。
我々僧侶は、手に印を結び、口に真言、心(意)に仏を念じます。
護摩の霊験や功徳を高めるために普段から意識していることがあります。
それは、平素からあらゆる仏道修行を通して自分自身を鍛錬し、戒律を守りながら清浄を保ち、信心を失わず、自分自身の「無限の可能性」(いのち)を信じ、
それらを柱として瞑想修行をおこないます。そうすることで観想する力が高められます。
観想する力とは、メージという言葉で表現したりすることもありますが、単に頭の中で想像することではありません。心身の鍛錬を通して五感などを研ぎ澄ませながら観じることをいいます。
なお、次回の「一願不動明王開運護摩供」(合同の護摩)は3月26日(日)です。
護摩には神秘的な霊験や功徳があります。現世や来世に幸福をもたらす神仏からの恵みです。
”【最強の真言】不動明王呪と金剛合掌:憎い怨敵を「金剛合掌」という「正義の鉄槌」で、強烈に打ち砕く!!”
次に地獄の苦しみを味わうのは、あなたを苦しめた相手です。あなたをいじめたり、苦しめた相手に必ずその報いが襲いかかる時がやってきます。
必ずその順番が巡って来ます。
輪廻転生の原理・苦しみの連鎖より