この記事は、以前公開した記事です。
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そこで、今後さらに加筆したいと思います。
「死後の世界、転生・転生者、前世・過去世、生まれ変わり」などにも触れた内容にお届けします。
チベット寺院の入口や本堂の壁、また仏画(タンカ)などでみかける六道輪廻図(ろくどうりんねず)、その中心部分には三毒を象徴するそれぞれが鳥・蛇・豚の姿で表現されています。
三毒(さんどく)とは仏教における最も根本的な三つの煩悩(貪瞋痴)のことです。
● 貪(とん):求める心は、鳥(雄鳥や鳩)
● 瞋(じん):怒りの心は、蛇(毒蛇)
※ 毒によって他の命を奪います。またその毒によって自らも死に至らしめます。
● 痴(ち):無知の心は、豚で表現されます
※ 何でも見境なく口にします。汚い場所でも平気で寝ます。古くから浄・不浄の区別を知らない愚かな動物とみなされてきました。
六道輪廻(ろくどうりんね)とは、仏教における生命の転生や輪廻転生のプロセスを説明する概念です。
この教義によれば、人間や動物などの生命は死後に別の形態に転生し、この転生が繰り返されます。
衆生の生前のカルマ(行為)の結果として輪廻転生する6種の世界です。
つまり、生前の善悪により死後に行きつく六つの世界です。
● 天道(てんどう) : 幸福や喜びが溢れている世界。
● 人間道(にんげんどう) : 幸福や苦しみが存在し、仏教の教えを修行する世界。
● 修羅道(しゅらどう) : 闘争や嫉妬、執着や欲望に囚われた世界。
● 畜生道(ちくしょうどう) : 恐怖や苦痛が常に支配する世界。
● 餓鬼道(がきどう) : 常に飢えや渇きが尽きることのない苦しみの世界です。
● 地獄道(じごくどう) : 苦しみや苦痛が絶えず存在する世界。
六道輪廻では、個々の生命は自らの行い(=業)に基づいて次の転生先が決定されると考えられています。
仏教では、この輪廻からの解脱を目指し、悟りを開き六道輪廻を超越することが重要だと説きます。
なお、天道、人間道、修羅道を三善趣(三善道)といい、畜生道、餓鬼道、地獄道を三悪趣(三悪道)といいます。
※ ただし、諸説があります。
”六観音(十一面観音真言)| 抜苦与楽、衆生を苦しみから救い、安楽や福楽を与えてくださる救済の仏”