皆さん、おはようございます。
本日は、「因果応報」というテーマで法話をしたいと思います。
因果応報とは、仏教の用語で、善い行いをすれば良い報いを受け、悪い行いをすれば悪い報いを受けるという考え方です。
善因善果、悪因悪果、因果応報は現世だけでなく、来世にもその影響を受けるとされています。
私たちは、因果応報を毎日の生活の中で経験しています。
たとえば、親切にされた人は恩を返したくなる、悪いことをされたら復習や報復したくなります。
では、この因果応報にはどのような意味があるのでしょうか。
ひとつは、善行を積めば幸福になり、悪い行いをすれば不幸になるという法則です。
私たちは、善行を積むことで、周囲の人から愛され、信頼されます。また、自分の心も幸福感に包まれ穏やかになります。
一方、悪い行いをすれば、周囲の人から嫌われ、孤立します。また、自分の心も乱れ、不幸を招きます。
もうひとつは、自分の行い(カルマ=業)が将来の、来世の自分だということです。
善行を積むことで、心が善良に育ちます。そして、善良な心を持つ人は、人・場所・時間に恵まれ人生が豊かになります。
一方、悪い行いをすれば、心が邪悪に育ちます。そして、邪悪な心を持つ人は、悪い人生を送ることになるでしょう。
因果応報は、人生において重要な役割を果たします。
私たちは、因果応報を意識することで、失敗や間違いに気づき、人生が大きく切り開かれます。
では、どのようにして因果応報を意識すればいいのでしょうか。
ひとつは、一日の終わりに日々の行いを振り返ることです。
仏道修行者の布薩(反省)のようにです。
また、就寝前の瞑想もお勧めです。
特に、「内観」が最適です。
さらに、十善戒を守り、よく保ち、貪瞋痴の三毒から身を遠く離すことを心がけてみてください。
私たちは、毎日、さまざまな行為をしています。その行いの一つひとつが、因果応報につながっています。
ですから、日々の行いを振り返り、自分の行いがどのような因果応報をもたらすのか、また、もたらしているのかをよく考えます。
最後、善行を積むことです。
善行を積むことで、自分の心が善良に育ちます。そして、善良な心を持つ人は、良い人生を歩めます。
そのため、善行を積むことを心がけ、因果応報を意識します。
皆さん、今日から、日々の行いを振り返り、「行動・言葉・心」を大切にし善行を積むことを心がけてみてください。
そうすることで、より良い人たちと出会い、よい時間を過ごし、穏やかで豊かな人生が訪れます。
合掌
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