金剛合掌

金剛合掌

■ 金剛合掌

 

 

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はじめに

 

金剛合掌とは、両手を胸の前で合わせ指先同士を深く交互に組み合わせるムドラーです。

 

これにより、仏(右手)と自分(左手)とが深くつながり(瑜伽)、閉じ込められた物質的な世界から、解放された精神的な世界に移行する準備が整います。

 

 

金剛合掌は、密教の基本的な手印の一つです。両手の指を互い違いに組み合わせ、右手の親指が最も自分に近いように合掌します。

 

金剛合掌の意味は、大きく分けて以下の2つです。

 

仏と衆生の一体感
仏の加護と智慧
右手は仏を表し、左手は衆生を表します。両手をしっかりと組み合わせることで、仏と衆生が一体となり、仏の加護と智慧を得ることができることを表しています。

 

金剛合掌は、真言宗や天台宗など、密教系の宗派で広く用いられています。また、一般的な仏教儀式や葬儀などでも、金剛合掌が用いられることがあります。

 

金剛合掌は、仏教の教えを体現する重要な手印です。日常生活の中で金剛合掌をすることで、仏の加護と智慧を得ることができるかもしれません。

 

金剛合掌の具体的な方法は、以下のとおりです。

 

両手を前に出し、手のひらを合わせます。
右手の親指を左手の親指の上に乗せます。
他の指も互い違いに組み合わせます。
金剛合掌は、仏教の教えを体現する重要な手印です。日常生活の中で金剛合掌をすることで、仏の加護と智慧を得ることができるかもしれません。

 

 

 

 

 

「金剛合掌」は、仏教における敬礼法の一つで、密教では十二合掌の一つです1。

 

左右の掌を合わせて両手の指頭を交差するもので、叉手とも呼ばれます1。

 

真言宗では、「金剛合掌」は、両手の指を互い違いに組み合わせ、右手の親指が最もご自身に近いようにする合掌の仕方です2。

 

金剛というのは絶対に壊れないということです。

 

「金剛合掌」の左手は私たちの佛さんに対する信心を表し、右手は佛さんの私たちを常に護るということを表します。

 

二つの心が合わさって佛さんと私たちが一つになるということを表します3。

 

六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)

 

「金剛合掌」は、インドにおける敬礼法の一つで、密教では十二合掌の一つです1。合掌というと仏教の教えのように思われがちですが、起源は仏教誕生よりもずっと前です。一説によれば、紀元前4000~5000年頃にはもう合掌は存在していたと言われています2。

 

 

金剛合掌とは?仏と衆生の一体感や、仏の加護と智慧とは何だろうか。

 

意味します。この記事では、金剛合掌の意味や方法、効果についてわかりやすく解説します。

 

昨今、世界的にIT化の大きな流れを受け、
高度に発達した文明社会に生きる私たちにとって、

 

 

 

、忙しいスケジュールとストレスに満ちた「物質的な世界」です。

 

しかし、仏教では、心を静めることによって「内なる平和」(精神的な世界)が誰の心の中にもあることを教えてくれています。

 

つまり、極楽浄土や密厳浄土(みつごんじょうど)が自分の中にも存在するのです。

 

特に、密教では、「金剛合掌を結び、真言を唱え、心に仏を瞑想する」という特別な方法(三密観)によって心の安らぎ(精神的な世界)に赴きます。

まとめ

● まとめ

 

現代人が時間に追われ過ごす日常生活とは、忙しいスケジュールとストレスに満ちた「物質的な世界」です。

 

しかし、仏教では、心を静めることによって「内なる平和」(精神的な世界)が誰の心の中にもあることを教えてくれています。

 

つまり、極楽浄土や密厳浄土(みつごんじょうど)が自分の中にも存在するのです。

 

特に、密教では、「金剛合掌を結び、真言を唱え、心に仏を瞑想する」という特別な方法(三密観)によって心の安らぎ(精神的な世界)に赴きます。

 

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次に、真言を唱えることで、精神的な世界への流れが加速します。

 

真言は、特定の音節や言葉を繰り返し唱えることによって、心を浄化し、気持ちを落ち着かせます。

 

また、真言は単なる音の反復ではなく、音の響き自体に神聖な力が宿っていて、心に本来の静けさをもたらします。

 

さらに、心に仏や浄土を瞑想することで、心の奥深くに眠っている「如来蔵」(にょらいぞう)という秘密の扉が開きます。

 

※ 如来蔵とは、すべての衆生に具わっているとされる悟りの可能性のことです。『如来蔵経』に説かれています。

 

仏と衆生それぞれの「身口意」が合わさると、私たちはとても不思議な神秘的な世界を体験します。

 

心を静め、内なる世界に目を向けることで、日常の煩わしさから解放され、自己の内面に隠されていた光が輝きます。

 

すると、心の奥に眠る無限の可能性が目覚め、人生を思い通りに生きることが可能です。

 

この話を聞いて、何かひらめきのようなものを感じられた読者の方は、新たな気づきを得るために、まずは「金剛合掌」「真言」「瞑想」に興味を持たれ、いろいろと調べてみてはいかがでしょうか。

 

合掌 天宮光啓

 

 

 

ムドラーに関しては、越法罪(越三昧耶)があります。ゆえに、詳述できないこともありますが、これからも皆さんがいつも仏様と共にあることをお伝えできればと思います。

 

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印相(いんぞう)

 

ムドラーの訳で〈印契:いんげい〉〈密印:みついん〉ともいい、略して(印:いん)という。また、音写して〈母陀羅:もだら〉ともいう。

 

密教では行者が本尊に印相をむすぶことによりその尊核との身体的同一を達成する身密行:しんみつぎょうとして重視された。

 

真言とともに用いるときは〈印言:いんごん〉という。印の結び方には〈十八印〉(十二合掌)(六種拳)などがあるが、秘密性を保つために、左右の両手(定慧:じょうえ)、各指(地・水・火・風・空の五大)に特有の名称をあてることもある。→三密。

 

「印相」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.58.