■ 五大明王(ごだいみょうおう)
五大明王は、不動明王を中心として、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王(または烏枢沙摩明王)の五つの明王です。
明王とは、怒りの形相を現し、衆生を救済するために魔を打ち破り、私たちに様々な力を与えてくれる力強い存在です。五大明王を信仰することによって自己を見つめ直し、より豊かな人生を送ることができるようになります。
なお、わが国においては平安時代には調伏(ちょうぶく)や出産を祈願する(五壇法)が藤原氏などの貴族階級を中心に信仰され、〈五大堂〉も建立されました。
真言の効果(現世利益)を高めるポイント三選
① 反復と継続
※ 毎日少しずつ無理せず簡単にできる範囲でコツコツ続ける
② ポジィティブなイメージ
※ 真言を唱える際は、明るいイメージ(心地よく感じる光や音、鮮やかな色彩など)で
③ 金剛合掌
※ まず、両手(右手が仏・左手が衆生)を虚心合掌し、その合わせた両手の中に「夢や希望」を「光」としてイメージます。
次に、金剛合掌の印相を結びます。
真言は、摩訶不思議な力を秘めています。その霊験(加持力)は、誰もが恵みの多い豊かな人生を送り、信心が神仏に伝わり宿願・悲願が悉地成就し、心からの本当の喜びを得ることができます。