観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)は、仏教の菩薩の一尊です。
別名を観自在、光世音、観世音自在菩薩、救世菩薩(くせぼさつ・ぐせぼさつ)など多数の呼び名があります。人々を苦しみから直ちに救うために現れた菩薩であり、その慈悲深さから「大慈大悲観世音菩薩」と称されます。
観世音菩薩は、梵名を「アヴァローキテーシュヴァラ」といいます。中国語で「観自在菩薩」と訳され、「すべての音を聞く者」という意味です。
その音とは、人々の苦しむ心の声であり、衆生の苦しみに応じた姿に変身し私たちの前に姿をあらわします。
観世音菩薩は、中国、日本、韓国、ベトナムなど、東アジアの多くの国で信仰されています。また、仏教の教えの中で慈悲の象徴とされ、とても清らかで尊い存在です。
仏教のなかでも特に人気の高い菩薩です。観世音菩薩を信仰する人は、観世音菩薩の慈悲に触れることで心の安らぎを得るとされています。
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※ 四国霊場第38番札所 蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺(さださん ふだらくいん こんごうふくじ)にて撮影
十一面観音は、