【永久保存版】最強の真言の唱え方/真言マスターへの道

【ポイントまとめ】最強の真言の唱え方/真言マスターへの道

最強の真言の唱え方 / 真言マスターへの道

 

はじめに

 

真言は、仏教や密教において、諸尊(仏・菩薩・天部・明王)をあらわす真理の言葉です。

 

そして、最強の真言と称される諸尊真言が存在します。

 

大日如来・阿閦如来・宝生如来・観自在王如来(阿弥陀如来)・不空成就如来(釈迦如来)の五智如来をはじめ、不動明王(大日如来の教令輪身)や愛染明王、五大明王の軍荼利明王、最強の明王の呼び名が高い孔雀明王、また、虚空蔵菩薩や如意輪観音、千手観音、伊舎那天や焔魔天などです。

 

最強の真言は、あらゆる悩み(四苦八苦)苦しみや不安を除滅、怨敵や病魔、悪霊を退散させ、幸せや希望の未来、光り輝く明日、幸運や幸福を引き寄せます。

 

あなただけの「最強の真言」と出合うことで、あらゆる願いがかなうようになるのです。

 

 

真言とは

 

真言とは、サンスクリット語のマントラのことです。諸尊(如来・菩薩・天部・明王)を言葉で表したものです。

 

※ サンスクリット語は、古代インドで用いられていた言葉の一つです。梵語とも呼ばれています。

 

仏教や密教(秘密仏教)において、仏の智慧や功徳をあらわす言葉や音、音の響きです。

 

真言(しんごん)[s:mantra]

 

〈呪〉〈神呪〉〈密呪〉(密言)などとも訳す。本来は『リグ‐ヴェーダ』の本集を形成する神聖な呪句をいった。サーヴィトリ―呪に代表されるそれらは、多く神々に対する呼び掛け、祈願の句であるが、この句それ自体に神聖な力(それが梵(ブラフマン)の語源であるとされる)が宿っており、神々をもその意味のごとくに支配するものと考えられ、この力に依頼して公的私的な祭祀においてバラモン(婆羅門)僧によって読誦された。この呪句の誦持(じゅじ)の習俗が仏教の密教に取り入れられ、中国に伝来した際にその呪句が(真言)と訳されたのである。これはmantraが神々に対する誠真の言葉であることからして、あるいはその権能としてその言葉に対応する真実を現成せしむると考えられることからして、蓋し適役であろう。

 

「真言」. 中村元.『仏教辞典』第 二 版. 岩波書店,2002,p.567.

 

真言について理解を深め、正しく唱えることで、仏の智慧や功徳が身につき、さまざまな効果(現世利益)が期待できます。

 

最強の真言と呼ばれる強烈な力を秘めた「言霊」が存在します。

 

最強の真言と出合うと、あなたの人生が誰よりも強く光り輝きます。


真言の種類

真言の語源はサンスクリット語の「mantra」で、「真実の言葉」という意味です。真言は、仏や菩薩、その教えや誓い、功徳などを秘めています。

 

代表的なものをいくつかご紹介します。

 

● 大日如来真言:「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」

 

 

※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より

 

● 不動明王真言:「ノウマクサンマンダ バザラ ダン センダマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」

 

 

※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より

 

●千手観音真言:「オン バザラ ダラマ キリク」

 

 

※ 最新の真言(マントラ)動画情報

真言の効果

真言の現世利益(げんぜりやく)

 

真言に秘められた不思議な力(神仏加持、神仏からの恩恵)を最大限に引き出し、悩み事やトラブルを円満解決に導き、

 

目標や夢を実現、思い通りの人生を明るく楽しく、元気に自由に生きる。

 

真言の持つ本来の効果を最大限に引き出すことができれば、現世利益(げんぜりやく)が実現します。
ただし、そのためには日々の行動や言動などに気を付けることが大切です。

 

なぜなら、私たち人を成り立たせているものとして「動作、言語、精神」の三つの要素があるからです。

 

仏教では、これらを煩悩の原因とみなし三業(さんごう)と呼びます。

 

密教では、そうした煩悩から解き放たれた静寂な境地、つまり、仏の世界を「身密・意密・口密」三密(さんみつ)といいます。

 

したがって、正しい行い(身)正しい言葉(口)正しい考え方(意)実践することで、煩悩(三毒)が払われ、心身の浄化が進み、真言の持つエネルギーを受け取り、その効果をより強く実感できます。

 

以下に、真言を唱えることで期待できる効果を3つご紹介しておきます。

 

心身の浄化

 

真言を唱えることで、心身に溜まった穢れや汚れ(迷い・不安・恐怖)煩悩(三毒)が浄化され、心が清らかになります。また、ストレスや悩み事が解消され、心の中に安らぎの世界が広がります。

 

煩悩の消滅

 

真言を唱えることで、あらゆる物事の本質を悟り、迷いから解放され、心の奥底に潜む煩悩(三毒)が消滅します。すると、本来の自由な心を取り戻し、先を見通す判断力や決断力を得ることができます。

 

願い事の成就

 

真言を唱えることで、三毒(貪瞋痴)が払われ、三障四魔が近づかなくなります。結果、障害や邪魔されることがなくなり物事がスムーズに運び、願いが成就しやすくなります。願い事がかないやすい状態になります。また、心が前向きになり現世利益(神仏の恩恵や加護)を得、勇気や気力がみなぎり目標や夢に近づけます。

 

現世利益(げんぜりやく)

 

神仏の恩恵や信仰の功徳が現世における願望の実現として達成されること。

 

「現世利益」. 中村元.『仏教辞典』第 二 版. 岩波書店,2002,p.290.

 

三業(さんごう)

 

一切の行為(karma,業)を、3種に類別したもの。一般には、〈身業:しんごう,身体的行為〉,〈口業:くごう,言語表現〉、〈意業:いごう,心意作用〉の3種の行為をさす(倶舎論)。身口意:しんくい、の三業ともいう。

 

「三業」. 中村元.『仏教辞典』第 二 版. 岩波書店,2002,p.382.

 

三密(さんみつ)

 

密教において、仏の身(しん)口(く)意(い)の行為を(身密)〈口(語)密〉〈意(心)密〉の三密とする。密教の修行によって、衆生(しゅじょう)の三業(さんごう)は仏の三密と合致して、即身成仏(そくしんじょうぶつ)する。すなわち、しんたいにより手印(しゅいん)を結び、口に真言(しんごん)を読誦し、心に本尊の観想を行うことにより、衆生と仏とが相い結び合い(三密相応)、仏が慈悲心により衆生の行にこたえ、行ずる者が信心により仏の顕現を感得する(三密加持)時、衆生は本尊との合一を達成し、即身成仏を得る。

 

「三密」. 中村元.『仏教辞典』第 二 版. 岩波書店,2002,p.402.

真言を唱える準備をする

まず、真言を唱えるにあたり、準備からはじめていきます。

 

手を洗い、口をすすぎ、ベルトや時計、貴金属などの装飾品を外し、身だしなみを整えます。

 

楽な姿勢で座り、目を閉じ深呼吸します。

 

ゆったりとした気持ちになりはじめたら、胸の前で「金剛合掌」の印を結びます。

 

この時、右手は仏、左手は衆生(すべての生きとし生けるもの)とイメージし、蓮の大きな葉(蓮華座)の上に座っていると観想します。

 

こうした準備が整えば、いよいよ真言を唱えていきましょう。

 

● 孔雀明王真言:「オン マユラ キランデイ ソワカ」

 

 

※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より

 

心の奥底に潜む煩悩(三毒)は、三障四魔を呼び寄せ、私たちの正しい物事の見方や考え方、判断力を狂わせ、行動力や実行力を失わせ、目標や夢をかなえる邪魔や妨害をします。

 

心が本来の自由を取り戻し、三障四魔が容易に近づいてこれないように、三毒を取り除いてくれる孔雀明王の真言を一緒に唱えてみましょう。

 

お大師様の御言葉、「真言は不思議なり」、真言には大変不思議な力が秘められています。

 

ゆえに、漢訳せず、仏と同じ原語(梵語:サンスクリット語)のまま唱えます。

 

そこで、次に真言の具体的な唱え方をみていきましょう。

具体的な唱え方

真言をある特別な方法で唱えると、真言が持つ効果、本来のパワーを最大限に引き出すことができる。

 

それは、前述した身密・口密・意密の三密が重要なキーワードです。

 

三業を、仏の三密と瑜伽(ゆが)することによって、真言の持つエネルギーがより強く発揮され、真言の効果を力強く実感し、会得することができます。

 

そこで、真言を唱える際の重要なポイント3つ挙げます。

 

1.真言を響かせる

 

※ 真言が「波動」のように広がっていくイメージをします。

 

2.一定のリズム

 

※ 寄せては返す「波」のようなうにリズミカルに。

 

3.心に仏を思い浮かべる

 

※ 真言の「波動」がさまざまな「仏」に変化(へんげ)するイメージです。

 

このように、真言を振動させ、波のようにバイブレーションさせながら一定のリズムで繰り返し唱えます。

 

その時、森羅万象、法界に遍満する仏の世界を心に大きく描くようにします。

 

そして、気持ちが伝わるように丁寧に唱えます。

 

すると、三毒(貪瞋痴)の煩悩が浄化され、心身の汚れが払われ、それぞれの内に眠る仏性が目覚め、仏と深く瑜伽(一体化)し涅槃(仏)の境地に至ります。

 

ぜひ3つのポイントを実践し、真言の功徳(現世利益)や不思議、神秘的な出来事、貴重な体験をしてみてください。

 

一度でも不思議な体験をすると、次から次に、数珠つなぎのように神秘的な貴重な体験をすることができるようになります。

 

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真言を唱える数について

真言を唱える数は、3遍、7遍、21遍がお勧めです。

 

また、108遍、1080遍なども必要に応じて唱えてみてください。

 

その際、下記のことを意識すればさらに効果を実感できます。

 

たとえば、三業(身口意)清浄にしたい場合は「3遍」唱えます。

 

※ 三業とは、身(体)と口(呼吸)と意(心)です。

 

諸願成就を念じる場合は「7遍」、諸神仏との仏縁を深めたい場合は「21遍」です。

 

また、試験や面接、取引や商談や契約、人生において大切な場面、重要な物事に臨む際は「108遍」、

 

さらに、三毒(貪瞋痴)を滅し、三障四魔を近づけず、心や魂のさらなる成長を願うのなら、仏道修行として「1080遍」という具合に数を唱えます。

 

なお、これらは絶対的な法則ではありませんが、これまで私が経験してきたことをベースにしています。

 

私も読者のみなさんと同じように、悩みや迷いがありました。

 

しかし、真言を毎日唱えることで、さまざまな問題が解決し、運勢や運気が上昇、人生の新しい転機を迎え、よい方向へ導かれるようになりました。

まとめ

真言は、仏の智慧や慈悲、功徳をあらわす言葉、音の響きです。

 

また、仏教や密教の修行において重要な役割を果たします。

 

真言を唱えることで、心の奥底に潜む煩悩(三毒)が消滅し、あらゆる物事の本質を悟ります。すると、心が本来の自由を取り戻し、三障四魔が近寄ってこれなくなり、邪魔されたり、妨害されたりせず物事がスムーズに運び、願いが成就します。

 

つまり、真言を唱えることで、心身が浄化され、仏の智慧や功徳が自然と身につき、さまざまな効果、恩恵(現世利益)を得ることができます。

 

ぜひお役立ていただければ幸いです。

 

出典

 

『密教』松長有慶 中公文庫

 

『密教』頼富本宏 講談社現代親書

 

『真言密教事相類聚』(全48巻) 稲谷祐宣・浅利公宣編著 青山社

 

『密教経典入門』松本照敬 東京書籍

 

『真言陀羅尼とお経辞典』大森義成編著 株式会社学習研究社